ESG

Sustainable Story サステナブル・ストーリー

持続可能な社会に向け、当社グループの「今」をお届けします。

受け継がれる想いを、あしたの風景に。-京都・小倉山編-

リゾートトラストの施設がある場所。そこには、長い歳月をかけて守られてきた美しい自然と、その地に根ざした文化があります。私たちがお客様にお届けしている「しあわせな時間」は、その地が持つ魅力があってこそ成立するものです。

私たちは、各地の自治体や地元の団体が進める活動に、地域の一員として参画しています。
地域の方々が守り続けてきた「その土地ならではの価値」に触れその維持に共に汗を流すこと。それは、地域に根ざすホテル運営において、私たちが大切にしている姿勢です。

【京都・小倉山】千年の時を超え、嵐山の「歴史的景観」を次代へ繋ぐ

渡月橋から上流を望むとき、その背景に美しい稜線を描く小倉山。平安の昔から和歌に詠まれ、『小倉百人一首』編纂の地としても知られる、日本人の心の原風景です。国指定の名勝および史跡である「嵐山」の景観を形づくるこの場所は、今、大きな危機に瀕しています。かつては人々の営みの中で、明るく健やかに保たれていたこの林も、維持管理不足の影響からアカマツが枯死。次第に人の手が届かなくなったことでカシなどの常緑広葉樹が鬱蒼と茂り、四季の変化に富むかつての明るい姿を失い、単一的な風景へと姿を変えつつあります。嵐山の情緒を司る小倉山の変化を食い止め、本来の姿を取り戻すことは、この地を愛するすべての人にとっての切なる願いです。

こうした背景から、京都市や地元の社寺、企業、有志が協力体制を構築し、地域一丸となった再生事業が動き出しました。サンメンバーズ京都嵯峨のスタッフも地元の社寺や有志で構成される「景勝・小倉山を守る会」の活動に2023年夏から加わりました。月に一度、地域の方々と共に山へ入り、雑木の除伐や下草刈りなどに汗を流しています。地域の仲間と活動する中で再確認するのは、「この嵐山の景観に支えられて、私たちのホテルがある」という感謝の念です。林に柔らかな光が差し込むのを見るたびに、私たちが守っているのは単なる樹木ではなく、嵐山を愛するすべての人々の記憶と、ホテルの未来そのものなのだと実感しています。

地域の皆様が未来を見据えて立ち上がり、大切に取り組まれている活動。私たちリゾートトラストグループのスタッフが「地域の一員」として加わり、共に歩む。
私たちは、地域を愛する方々の志を分かち合い、共に歩む存在でありたいと考えています。これからも、各地で紡がれる地域と共に未来を拓くストーリーをお伝えしてまいります。

好循環サイクル